プログラムが見えない

 

IT業界で20年以上にわたって開発に携わってきましたが、未だに現場のトラブルは改善されません。

 

原因のひとつは「プログラムがユーザに見えづらい」という点にあります。

たとえユーザがプログラムを見たとしてもその内容を理解できない、と言ってもいいでしょう。

 

ユーザから「何をしたいのか」(要求)を聞いて、プログラマが「実現方法」をコーディングしていきますが、その実現方法が本当に合っているかどうかをユーザは判断できません。

 

ユーザにできることは、簡単な画面操作などで正しく動作しているだろうと推測するだけです。

 

操作のパターンは無数にあるもののテストで検証できる範囲は限られています。